転生少女の異世界冒険【転スラ】【賢者の弟子を名乗る賢者】 (ページ2)

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出会いページ2

貴方視点

貴「ふむ、シズエの生命反応が消えた。死んだか、じゃが、シズエにとっては死ぬ方が幸せかも知れぬな。」

玉座に座る少女が呟く。その場に似合わぬ少女の甘く澄み透った高い声がその場に響く

貴「しかし、シズエの生命反応が消えたジュラの大森林にシズエを殺せる程の者がいたじゃろうか？」

そう言うと、少女はまた意識を集中させた。

彼女は、英雄と言われるシズエ・イザワに加護を与えていた。今はもうシズエの生命反応が消えているため、本来ならば加護の効果も切れている筈だが少女はシズエに与えた加護を辿って彼女の最後を見ているのだ。

本来ならばそれは不可能。しかし、少女は、息を吸うようにやってのける。

それもその筈、何故なら彼女は氷雪の星姫(ルシフェル)と呼ばれる時と水の両方を司る上位精霊であり、それでいて彼女は特殊個体(ユニークモンスター)であり、通常の者より遥かに超越した魔素量と世界の全ての知識と魔法を持つ偉大なる"星王竜"より名付けられた名はミラ彼女こそ歴史の生証人なのだ。

貴「ほぅ、このスライムもしや、いや確実に我らと同じじゃな、面白い。・・・リーチェ！」

リ「ハッ！此処に」

ミラが叫ぶと、白銀の髪と銀色の瞳を持つ人とは思えぬ美貌を持つ美女が現れた。しかし、彼女の内包する魔素量(エネルギー)は古より生きる古代竜よりも強大である。

貴「妾は暫く城をあける故、城の番はお主とフレイヤに任せる頼んだぞ。」

リ「ハッ！お任せください主様」

ミラはリーチェに手短に命令すると、足元に魔方陣を展開した。そして、一瞬のうちに彼女の姿は消えた。

リ「お気をつけて、主様」

その場に彼女の美しい声が響いた。