Story 6. ページ7
*
あれからいくつか下された司令により、
私の携帯には恭平くん、長尾くんのLINEが
新たに追加された。
たかはし。昨日の写真。送っとく。
一方的に届けられた恭平くんとのツーショット写真。
手が繋がれていて、まるでカップルのようで。
この写真、駿佑が見たらどう思うかな……？
なんて何期待してるんだろ。
私振られたんだもん、何も無いよ。
浮かび上がる期待を打ち消していつものように
学校へと向かう。
A｢だいちゅん、おはよー！昨日はありがと！｣
大吾｢Aおはよ、泣かずに済んだ？｣
さらっと投げかけられた質問で全ての答えが
出た気がした。
突然の呼び出しからのラブゲーム。
あれは全てだいちゅんの優しさだったんだ。
駿佑のことを考える時間を少しでも減らすための。
｢だいちゅーん！好きーー！！｣
大吾｢ありがとうな？A。｣
思いっきり抱き付くとそれにしっかり答えてくれる
大吾くん。ほんと好き。友達で良かった。
だいちゅんは学級委員の仕事のために職員室に行き、
1人教室に向かう。
恭平｢よ。｣
目の前から恭平くんがダルそうにカバンを肩にかけ
やって来た。
｢お、おはよう｣
恭平｢あ、目つむって。｣
言われるままに目を閉じる
そっとまぶたの近くに触れる恭平くんの指。
恭平｢まつ毛。ついとった。｣
抜けたまつ毛を取ってくれた、ただそれだけのこと
なのにドキドキしてしまうのは
昨日のゲームのときと同じで、駿佑に
どう思われるかばかりを気にしているからだろう。
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みちな - 話がとても良くてガチ泣きしました(´；ω；｀) (2021年12月5日 2時) (
レス) @page41 id: 228593dfcc (このIDを非表示/違反報告)
*** - お話､読ませていただいています！ 続きがとっても気になります！ 体調に気をつけて更新頑張ってください♪ (2020年9月14日 17時) (レス) id: ccffd8a26d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - お話の流れも会話もとても上手くて一気に引き込まれました！続きがとても気になります。無理のないペースで構いませんので更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 10時) (レス) id: 5534ff297a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋 | 作成日時：2020年9月10日 9時
