Story 7. ページ8
*
たかはし。そっち授業何?
A英語だよ
たかはし。こっち数学やねんけど。何も分からん
英語の授業は英会話のCDを聴くばかりで正直退屈。
その退屈を、スリルに変えて楽しませてくれる
恭平くん。
先生の目を盗み続くやり取りの数だけ恭平くんが
近くに感じるようになっていく不思議な感覚。
右後ろ、つまり、駿佑のいる席の方角から
視線を感じながら気にもならないくらいに
そのスリルを楽しんだ。
大吾｢A、英語のときケータイ見てたやろ｣
｢え、バレた？｣
大吾｢バレバレ。先生にはバレてへんやろけど。｣
｢ならいいや｣
大吾｢相手、恭平やろ｣
駿佑｢(ﾁｯ)｣
だいちゅんにはなんでもお見通しのようだ。
こんな会話を楽しむ私たちの背後で
小さな舌打ちが聞こえた気がした。
恭平｢よ、遊びに来た。｣
A｢恭平くん！｣
和也｢恭平やん！珍しいな、こっちの教室来るなんて｣
恭平｢その女に会いに来た。｣
A｢わ、私？？｣
恭平くんの発言でざわつく教室。
背後から殺気とも取れる鋭い視線が向けられてる
ことにきっと私以外の全員が気付いていたであろう。
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みちな - 話がとても良くてガチ泣きしました(´；ω；｀) (2021年12月5日 2時) (
レス) @page41 id: 228593dfcc (このIDを非表示/違反報告)
*** - お話､読ませていただいています！ 続きがとっても気になります！ 体調に気をつけて更新頑張ってください♪ (2020年9月14日 17時) (レス) id: ccffd8a26d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - お話の流れも会話もとても上手くて一気に引き込まれました！続きがとても気になります。無理のないペースで構いませんので更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 10時) (レス) id: 5534ff297a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋 | 作成日時：2020年9月10日 9時
