Story 15. ページ16
駿佑 Side
恭平がAに強引な告白をした瞬間を
目にした俺は、すれ違いざまにAに
おめでとう と伝えた。
2人が両想いなら、心が通ってるのが2人なら。
そう思った。
俺は振ってしまったのだから、2人の交際を止める
権利なんて無い。
それでもやっぱり……
長尾｢みっちー、ほんまに良かったん？｣
駿佑｢ん？何が？｣
長尾｢みっちーAのことまだ好きでしょ｣
駿佑｢好きやで。｣
長尾にはバレてるやろなって思ってた。
そりゃそうだ。
行き場の無い恭平への嫉妬心を長尾にぶつけてる
んだから。
長尾｢そんなに好きなのになんで振ったん｣
なんで振ったのか、きっと誰もがそう思うんやろうな
俺自身も明確な理由があったわけじゃない。
ただ、不安があったんだ。
Aの好きの種類が最初と変わってしまったん
じゃないかって。
もしそうならAの本当の心がどうなってるのか
知りたいと思った。
勿論、俺に恋してて欲しい、取り戻したい。
そんな期待もあった。
だけど、そんな願いも届かず、
俺の不安は的中したらしい。
Aはいつから恭平に恋を……？
長尾｢A、ほんまに恭平のこと好きなんかな｣
駿佑｢そうやろ。｣
長尾｢そうかな……｣
少なくとも俺には確実に分かってることがある。
幼馴染だからこそ分かる。
恭平はAに本気だ。
だとしたら俺に出来ることは2人の幸せを願うこと
それだけだ。
長尾｢2人に嫉妬するからって僕のとこ逃げてくるん辞めてもらえる？｣
駿佑｢なんでや、ええやん！｣
こんなこと言いながらちゃんと俺のこと
受け止めてくれる長尾は最高の友達だと思う。
*
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みちな - 話がとても良くてガチ泣きしました(´；ω；｀) (2021年12月5日 2時) (
レス) @page41 id: 228593dfcc (このIDを非表示/違反報告)
*** - お話､読ませていただいています！ 続きがとっても気になります！ 体調に気をつけて更新頑張ってください♪ (2020年9月14日 17時) (レス) id: ccffd8a26d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - お話の流れも会話もとても上手くて一気に引き込まれました！続きがとても気になります。無理のないペースで構いませんので更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 10時) (レス) id: 5534ff297a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋 | 作成日時：2020年9月10日 9時
