錦戸先生 (( 黄 )) (ページ33) - 小説

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math.32 ページ33

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｢･･････っ！？｣

錦戸先生って呼んで

自分から壁を作ったくせに

胸が痛いよ

それからというもの

必要以上に関わりがなくなった

今まで特権だった数学係だって

『亮ちゃんそれ重そ～う』

『うちらが手伝ってあげる！』

なんて、かっこいい先生のことだから

言い寄ってくる女子はごまんといる

本当に、お気に入りだったんだわたし

こんなことになるなら、欲張んなきゃよかった

お気に入りのままでいたかった

ううん、

むしろ、お気に入りにしてくれてありがとうって

それなのにわたし、バカみたいだ

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作者名：星斗 | 作成日時：2017年12月21日 1時