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｢...こんな感じですかね。｣
ナナバ｢ご苦労様。新兵は功績が欲しいってイメージだけど、私たちに討伐をさせてよかったのか？｣
｢あー...その辺お母さんに叩き込まれて...｣
ゲルガー｢そりゃ考えも変わるか...｣
旧市街討伐完了...壁上固定砲にも助けられた。だがここから先は平地、固定砲も届かない場所。立体起動装置が全く役立たない最悪の外だ。
｢全く...平地用の立体起動装置も作ってほしいよ。｣
ゲルガー｢そういえば、お前のフォーゲルって名前...あの貴族だよな？ほら、昔ここにも所属していた...｣
ナナバ｢ゲルガー...そのフォーゲルとアデラさんが結婚したから、二人もフォーゲルに決まってるでしょ。｣
ゲルガー｢あ、そっか。悪いな。｣
｢いえ...｣
...フォーゲル。
お父さんの兄はまだ生きてるらしいけど、今は何をしているんだろう。お父さんにすごく似てるのかな？でも双子だからそんなに似てないのかな。
壁外調査から帰ってきたら会ってみたい。ゲルガーさんから久しぶりにあの人のことを聞いて、その気持ちはさらに膨らんだ。
｢わっ｣
ミケ｢早く補給して行くぞ。置いていかれる。｣
｢...はい。ありがとうございます、ミケさん。｣
ミケ｢...壁外で考え事は自 殺行為だからな。｣
アデラ｢やっぱり壁外は気持ちいいわ...！そういえば、この前捕まえた巨人はどうなったのよ？｣
ハンジ｢殺された！最悪！！！｣
リヴァイ｢おまけに犯人は見つからなかったそうだ。...それじゃ、各々配置につくぞ。アデラ、お前こっちだ。Aをエルヴィンの隣にいさせろ。｣
アデラ｢...？作戦書と違くない？｣
ハンジ｢やっぱり伝わってなかった...あれだったら彼女は右翼とか左翼でいいけどね。上手いこと騙しといて！よろしくー！｣
アデラ｢はぁ...？｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月6日 11時
