今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:2,410 hit
小｜中｜大
第57回壁外調査 ページ9
...お母さんの配置は、団長のすぐ隣。調査兵団でも一番の先輩であり、補佐官でもあるお母さんの大事なお役目だ。
私の役目はミケ、ナナバ、ゲルガーと共に旧市街の巨人を掃討すること。彼らの道を切り開くことだ。
ナナバ｢...そろそろ部隊が来る！一気に掃討するよ！｣
｢はい！！！｣
ピクシス｢...む？お主は...｣
アダム｢アダム・フォーゲルです。弟のアヒムがお世話になりました。｣
ピクシス｢兄か...昔が懐かしいのう。時々三人で酒を飲んでは、弟であるアヒムの夢を聞かされていた。その夢も、今なら実現しそうな場所にある。｣
アダム｢ええ...大変喜ばしいことです。｣
...アヒムの妄言は真実になりつつある。昔は駐屯兵団だった彼奴が、突然調査兵団の兵士になった。その理由は奴の妄言にあった。
ピクシス｢アデラも元気そうだったぞ。壁外から帰ってきたら、会いに行ってはどうじゃ？｣
アダム｢ええ...もちろんですとも。｣
そう、あの女の影響だ。ありもしない妄言を吐き散らかし、弟を洗脳した忌まわしい女。
アダム｢では、失礼します。｣
洗脳された弟の姿は嘆かわしかった。憲兵である俺が壁外で暗殺する直前でさえ、弟は考えを正さなかった。
...人が巨人になる？この世は巨人によって救われる？馬鹿馬鹿しい。
アダム｢...忌々しい女め...娘もろとも殺してやるッ...！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
設定タグ：進撃の巨人
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月6日 11時
