別たれた親子:進撃の巨人 (ページ5)

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新しく入ってきた子は、ちょっと人騒がせな子だった。性格は...多分あの人とはかけ離れてるんだろうけど、その代わり元気がありすぎる。

ペトラ｢は、速い...！馬より速すぎる...！｣

ミカサ｢調査兵団が所有する最速の馬に勝った...優勝。｣

｢いぇーいっ！先輩！ご褒美あるんですよね！？｣

ペトラ｢...約束したのは私！飲み物代あげます！｣

｢ありがとうございます！この恩は必ず返します！！！｣

屋根の上を走っていたという話は聞いたことがあるけど...まさかここまで速くて、体力もあるとは思わなかった。正直油断していた。

オルオも慌てすぎて舌を噛んでいた。そのまま噛み千切って死ねばよかったのに。

｢...｣

ミカサ｢どうしたの。｣

｢先輩からお金をもらうの...やっぱり申し訳ないというかさー...｣

ペトラ｢いいのいいの。今日は特別ってことで、ね？｣

｢...うん！ありがとう！｣

コニー｢調査兵団最速の馬に勝ったぁ！？｣

サシャ｢な、なんでそんな速いんですか！？｣

アルミン｢この子なら当たり前だと思うよ？トロスト区からシガンシナまで馬車で来ていたけど、区内に入った瞬間から屋根の上を走るような子だったし。｣

｢唯一の私の取り柄だけどねー。｣

サシャ｢...あの...どうしてそこまで自信がないんですか？成績良し、体力良し、頭良し。すべてを兼ね備えた...って言っても、間違ってないと思います。｣

｢自信を持ってたら悪いことしかないよ。...それに、成績悪いのは事実なんだから。｣