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アデラ｢目標は憲兵団に所属しているわ。今度こそ女型を捕らえるため、アルミンには作戦を立ててもらったの。結構日は明後日、私たちが王都に召集される日ね。｣
エルヴィン｢現状では君たちの引き渡しは避けられない。...それから、これは噂だが...フォーゲル家当主が一人の女性を娶るらしい。おそらく、その女性というのが君だろう。｣
｢...私！？｣
エルヴィン｢兵士という座から引きずり下ろされ、妻として迎えられたら余計に手の出しようがない。その前にこの作戦を実行することが決まった。｣
アデラ｢エレンもよ。あなたが引き渡されたら、敵を見つけるのが困難になるわ。...人類滅亡までの時間が短くなる。｣
...私が妻として迎えられる前に、エレンが引き渡される前に勝負は決まる。
噂とはいえ、それが事実なら何故？お父さんの兄である彼とは歳の差もあるし、接点もない。唯一挙げれるものとすれば、幼い頃に傷をつけられたこと。
｢...｣
ペトラ｢もしかして...｣
｢関係、ありますが...それは今夜に話させてもらいます。私、絶対に彼奴のところに行きたくありません...！｣
エルヴィン｢...大まかに説明すれば、我々が憲兵団にゴソウサレル際にストヘス区中でエレンが抜け出し、目標をおびき寄せる。可能なら地下で巨人化させることなく、捕獲するのが目的だ。｣
アデラ｢あなたを囮にして壁を壊す巨人の輩が捕らえられるのであれば、当然召集の話は無くなるわ。王様たちも暫くは愛する壁ちゃんにご執心よ。｣
＿＿＿＿私は？
アデラ｢あら、もしかして自分が見捨てられたのかって心配してるの？...A、聞いて。あのね...｣
｢...ふふっ、それいいかも！｣
アデラ｢ふふふ...♪｣
エルド｢(あっ、なんか企んだな。)｣
エレン｢(心配する必要性ないな。)｣
アルミン｢(死んでも生き返りそうなぐらいズル賢いもんなぁ...)｣
エレン｢と、とにかくやったな。｣
｢...｣
エレン｢？｣
アデラ｢女型の正体に気づいたのはA、アルミンよ。可能性の薄いそれが、Aの発言によって確定されたわ。｣
｢女型の正体は104期訓練兵団の者であり、生け捕りにした二体の巨人を殺害した犯人の可能性もあります。...女型の正体は、アニ・レオンハートです。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月6日 11時
