別たれた親子:進撃の巨人 (ページ37)

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｢よろしくお願いします、イアンさん。｣

イアン｢お前が前衛で活躍した新兵か...よろしく頼む。話ならリコからたくさん聞かされたぞ。｣

｢...話って、どんな...｣

リコ｢Aが巨人を十体も討伐したって話だよ。調査兵団で昇進のチャンスかもな。...お前のような人材、本当なら駐屯兵団でも欲しいんだが...本人の希望なら仕方ない。｣

｢たまにお手伝いしますよ、リコさん。｣

リコ｢...！ありがとう！Aがいてくれるなら助かるよ。｣

｢はい。...お互い頑張ろうね、エレン。｣

エレン｢...ああ！｣

巨人が出現して以来、人類は一度も巨人に勝利したことがない。奪われ続けるだけの人生、このまま何もかも奪われるものだと思っていた。

イアン｢ここだ！行くぞ！！！｣

この作戦が成功すれば、人類は初めて巨人から領土を奪い返すことができる。

...その時、初めて人類は巨人に勝利するだろう。

例えそれがどんなに小さなものでも、私たち人類にとっては大きな進歩となる。

｢後は任せたよ、エレン！！！｣