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アデラ｢...掃討完了...ここに拠点を建てましょうか。｣
リヴァイ｢助かった。｣
アデラ｢リヴァイもよくやったね。...どうしたの、リヴァイ。そんな怖い顔をしちゃって。｣
リヴァイ｢少し...嫌な予感がする。｣
アデラ｢嫌な予感...？｣
...確かに、もう少し巨人の数が多くてもいいはずだ。少ないならそれで助かるが、一度意識すると引っ掛かることが多すぎる。
エルヴィン｢撤退だ！｣
アデラ｢...やっぱり、何かあるのかしら。｣
エルヴィン｢巨人が一斉に北上し始めた。｣
アデラ｢...！それって...壁が破壊されたって言ってるようなものでしょ！？ダメよ！！！あの子...もしもの時のために、今日は駐屯兵団の先遣班に配置されてるのに...！｣
エルヴィンたちの制止する声が聞こえなかった。娘が死ぬと思うと恐ろしく、堪らなかった。
アデラ｢待っててね、A...必ずあなたを助ける...！｣
｢十体目...討伐...！｣
リコ｢...Aと共に拠点に戻る！後は任せたぞ！｣
｢リコさん！？｣
リコ｢疲れも溜まっているだろう。ガスも刃も使いすぎだ。拠点で交換するぞ。｣
｢...ありがとうございます、リコさん。｣
体力がない。ここまで動くなんて初めてだ。いつも屋根の上を走ってたから体力には自信があったのに、巨人相手では頭も使わなくちゃならない。
...あまりにも、訓練と違いすぎる。
｢うッ...！｣
クリスタ｢A！？｣
サシャ｢よかった...！生きていたんですね！｣
リコ｢私はこいつを拠点に送り届けてから、門の守備に回る。お前たちも油断するな！｣
クリスタ｢はい！｣
リコ｢...頑張ったな。お前の名前、ちゃんと覚えておくよ。｣
｢光栄です...まあ、調査兵団に入るんですけどね...｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月3日 22時
