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「赤葦」

「ん?」


ある日の学校帰り、私は部活終わりも赤葦の隣を歩く。

あれから赤葦の応援に誘ってくれた子達に、報告をした。
そしたらミーハーとは思えないほど私たちのことを応援してくれた。


「呼んでみただけ」

「じゃあ俺も、A」

「ちょ、やめて、恥ずかしい」


じゃれあいが楽しくてしょうがない。
私の不良生活の象徴であったスカジャンや黒マスクももう捨てた。

パパには赤葦のことも、もう夜の世界から足を洗いたいことも全部話した。
パパは赤葦のことは認めなかったけど、それ以外のことは全部わかってくれた。


「じゃあ、Aも京治ってよんでよ」

「何が"じゃあ"よ」


私がそう言って笑うと赤葦もふっと笑って私の頬に手を伸ばした。
優しく触れる手が、私のほほを熱くする。


「笑うようになったよね、その方が可愛いよ」

「可愛くないし、ばか」

「照れた?」

「照れてない」


赤葦はくすくすと笑い、私は熱く赤くなった頬を冷たい自分の手で押さえる。
ひんやりと伝う冷たさが気持ちいい。

赤葦はにやけ顔を隠そうともせずに言った。


「Aがばかって言う時は大抵照れてる時だよ」


赤葦の黒い髪が風に揺れる。
私はつぶやくように言った。


「ばーか」

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星猫 - 初対面で質問をしたり、人の作品を盗んだり、成りすましのミリア、雪華も悪質なコメントである質問も合作を放置と誘いをしてしまったんです。誠に申し訳ありませんでした。作るの引退をしますのでお詫びします。 (2021年4月19日 13時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨彩&みや | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年10月10日 6時

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