誕生日＿＿Siruko ページ12
your side
今はしるこさんの誕生日の朝。
プレゼントは鍵穴のついたブレスレットと鍵のキーホルダー。
これは鍵を使わないとブレスレットを外せないという激重カップルにピッタリの代物である。
まあそこまで縛る気は無いけどたまには良いかなって。
しるこさんはまだ寝てるから、その間にこのブレスレットを勝手にしるこさんの腕につける。
カチリと金具がなり、少しガチガチとブレスレットを外そうとするが外れない。
起きたら気付くかな〜とウキウキしながらテレビ番組を見ていた。
し「A〜…これなに…？」
貴『おはよう！それプレゼントだよ！』
し「えっ…！？そうなの！？ありがとー！」
ギューッと抱きつかれて息苦しい。
し「これ外れないよ？」
貴『ふふふ…それね、』
じゃじゃーん！と私の鍵を取り出す。
貴『これないと開けられないんだよ！』
し「すごーい！」
これがあれば毎日家に帰って来てくれるよね？
なんて少し上目遣いで言ってみる。
し「そんなのなくても帰ってくるよ？」
それに…としるこさんは言葉を続ける。
し「俺、これ一生外せなくてもいいよ」
耳元でそう囁かれて一気に体内温度が上昇する。
少しギラついた目に捕えられる。
貴『だ、ダメだよ…！？(？)』
し「ふふ、かわいい〜」
先程とはうって変わってふわふわとした雰囲気に戻り、私の額に口付けを落とした。
貴『うう…あ、誕生日おめでとう！』
し「えへへ、ありがと〜」
危なかった、言い忘れるところだった。
そう安堵している私の左手をしるこさんが取った。
し「Aからの誕生日プレゼントすごい嬉しかったんだけど、もう1個ねだってもいい？」
貴『あ、あんま高くないものならいいよ！』
ふふ、タダだよ、と笑われて頭がはてなで埋め尽くされる。
し「俺にこの指ちょうだい？」
左手の薬指の付け根をすり、と撫でられる。
貴『へ、そ、それって、』
し「俺と結婚してください」
目からぼろぼろと涙がこぼれ落ちる。
し「え、だ、だめ？」
ブンブンと頭を横に振った。
貴『わ、私で良ければ』
言い切る前にしるこさんに抱き締められた。
し「ありがと…こんな俺だけど、大事にするから」
肩口に湿りを感じて、しるこさんも泣いてるのだと気付く。
貴『何言ってるの、最高の夫だよ…』
吸い寄せられるようにキスをした。
鍵よりも重い愛を貰ってしまったなあと思いつつ、心の中は幸せでいっぱいだった。
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藍(プロフ) - てぃちゃの小説が少ないので短編集で読めるだけ嬉しいです！！けしからんお話も読んでみたいです、、、、、 (4月10日 6時) (
レス) id: 06a709370a (このIDを非表示/違反報告)
許してください(プロフ) - 木村良平になり隊さん» めちゃくちゃ遅くなって申し訳ないです！久々でなかなか感覚戻せませんでしたが少しでもご期待に添えたなら嬉しいです🙇♂️ (12月28日 2時) (レス) id: 62b38520d1 (このIDを非表示/違反報告)
許してください(プロフ) - もけさん» お待たせしました！おまたせしすぎたかも知れません！ (12月28日 2時) (レス) id: 62b38520d1 (このIDを非表示/違反報告)
木村良平になり隊(プロフ) - リクエストありがとうございます😭🙏 最高です😭✨ 妄想するだけで即墓行きですね😇 てぃちゃにどこまででもついていかせてください殴(( (12月25日 15時) (レス) id: 559fb86c6d (このIDを非表示/違反報告)
もけ - 更新来たぁ〜！！！ (12月25日 15時) (レス) @page15 id: f9933e9f10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MotokiLoves | 作成日時：2023年10月23日 15時
