履歴＿＿Shoichi ページ1
Shoichi side
私はリビングでまどろみ、正一は部屋で持ち帰った仕事をしている時だった。
ガシャン！と正一の方から聞こえた。
ビックリした私はすぐさま正一の部屋に駆け込んだ。
貴『大丈夫！？どうしたの！？』
正「す、スマホ落として割った……」
見下ろせば、画面がヒビだらけになってしまったスマホ。
貴『ま、まあ…もうそのスマホ買って結構経っててちょうどいいし、買い換えよ？』
正「い、嫌だなあ…」
貴『え？なんで？』
正「あ、いや、別に！」
何かをごまかすように、正一に仕事を再開したいからと部屋を追い出されてしまった。
まあ、正一に限って浮気とかないし、と思って翌日には忘れていた。
数日後、店でスマホを買い替え、車で帰っていた。
少し間が気になったので、正一に話しかけた。
貴『良かったねー無事買い替えられて！』
正「うん…」
正一はやっぱり元気がなさそうだった。
貴『…なんで？嬉しくない？』
正「うーん…」
正一はなにか名残惜しそうな顔をしていた。
貴『どうしたの？言って？』
正「いや…あの…履歴……」
履歴？なんの？
正「Aとのトーク履歴が消えるの、寂しいなあって…」
貴『はっ！？！？！？』
なに！？かわいい！！かわいい！！だきしめたい！！けど正一運転してくれてるからむり！！
悶えてじたばたしている私を見て、正一は不気味そうな顔をしていた。
やっと家に着いて玄関に入った途端、正一に抱きついた。
貴『正一かわいいね〜！』
正「う、よくわかんない……」
少しぎこちなく私の背中に回してくれる腕、照れた時に逸らしちゃう目、赤くなった耳。
全てが愛おしくて、抱き潰したくなってしまう。
貴『トーク消えるの寂しかったの？』
正「う、うるさいなあ〜…」
ぐりぐりぐりと私の首元に顔を埋められる。
貴『正一大好き！』
正「うう……」
シャイな正一が好きとか言ってくれることは多くはないけど、トーク履歴が消えるのを惜しんだり、今みたいに抱きしめてくれてる腕に力がこもるのを感じたりすると、やっぱり愛されてるなあと実感できるのだ。
おまけ
花「正一、最近よくスマホ見てるね？」
正「ん？あ〜、LINEだよ」
花「前そんなに見てなかったじゃん、え、浮気！？」
正「いや違うから」
花「え？Aちゃんそんなにマメに連絡することだっけ？」
正「まあ、色々あってね」
そう言いつつ自分でも顔が綻ぶのがわかった。
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藍(プロフ) - てぃちゃの小説が少ないので短編集で読めるだけ嬉しいです！！けしからんお話も読んでみたいです、、、、、 (4月10日 6時) (
レス) id: 06a709370a (このIDを非表示/違反報告)
許してください(プロフ) - 木村良平になり隊さん» めちゃくちゃ遅くなって申し訳ないです！久々でなかなか感覚戻せませんでしたが少しでもご期待に添えたなら嬉しいです🙇♂️ (12月28日 2時) (レス) id: 62b38520d1 (このIDを非表示/違反報告)
許してください(プロフ) - もけさん» お待たせしました！おまたせしすぎたかも知れません！ (12月28日 2時) (レス) id: 62b38520d1 (このIDを非表示/違反報告)
木村良平になり隊(プロフ) - リクエストありがとうございます😭🙏 最高です😭✨ 妄想するだけで即墓行きですね😇 てぃちゃにどこまででもついていかせてください殴(( (12月25日 15時) (レス) id: 559fb86c6d (このIDを非表示/違反報告)
もけ - 更新来たぁ〜！！！ (12月25日 15時) (レス) @page15 id: f9933e9f10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MotokiLoves | 作成日時：2023年10月23日 15時
