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『岸さんと帰るの変な感じがします笑』
岸「まあ、いつも一緒じゃないからね」
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『なんで今日は残ってたんですか？』
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Aちゃんを誘うため、なんて言えるはずもなく。
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岸「寒いから、帰る気うせててさ笑」
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『えー、むしろ夜遅くなったほうが寒いですって！』
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確かに…。俺の天然炸裂。
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岸「まあさ、こうやって話して帰るほうがあったかく感じるからさ」
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『ほー、そうかもしれませんね』
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岸「Aちゃんはどっち方向？」
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『私、こっちです。岸さんは？』
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彼女が指差した方は俺の家と真逆の方向。
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でも、せっかくのチャンス。
まだ離れたくなかった。
岸「実は俺もこっちなんだ」
嘘をついた。
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作者名：Mother | 作成日時：2019年11月25日 23時
