検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:30,535 hit

ページ46

.









『き、岸くんっ!?大丈夫?』





駆け寄ってきてくれたAさん。






俺の顔を覗き込むように見つめている。









.







.




.







よかった、会えた…。







.









俺は倒れたまま、彼女の頰に手を当てた。









.





ああ、本物だ。









.





「ずっと、会いたかったっす。」









.







.







転んだ衝撃で頭がおかしくなったのかもしれない。








俺は気がつくと、そんなことを口にしていた。









.








『もう、岸くん…ほ、ほら、立って?』








彼女は頬に触れていた俺の手を引いた。









.







その時、昔の記憶を思い出した。







.








.








.








それは彼女の忘れ物を届けに行った時のこと。









今みたいに俺が転んで、彼女が助けてくれた。









.








.




Aさんも、覚えてるかな。









.









.









『岸くんがずっと待ってる、なんていうから






…来ちゃったよ…。』









.









.








「えっ…もしかして、なんか用事ありましたか…?」









俺が聞くと、彼女は「ないけど…」とバツが悪そうに言った。









.









「それなら、よかったっす。」







安心して笑いかけると、目をフイっと逸らされた。






.









あれっ、俺なんか悪いことしたかなぁ…?









.

この小説の続きへ→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定タグ:岸優太 , King&Prince , 恋愛,失恋   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Mother | 作成日時:2020年4月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。