[完結]待ち合わせは喫茶店で（Y.Kishi) (ページ18)

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18喫茶店ページ18

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『あの、それで用って、それだけですか…？』

岸「うん、そうだね。あと、連絡先ね」

そう言って優太くんはポケットから携帯を取り出す。

『わ、指、すっごく綺麗…』

思わず声に出して言ってしまった。

すらっと長くて綺麗な指。…私とは大違い。

岸「でしょ！これが取り柄だから笑

手、合わせてみる?」

私の目の前に、手のひらを向けてくる。

『私、あんまり手きれいじゃないから』

岸「ほーらっ、男と女じゃつくり違うから大丈夫」

優太くんは反対の手で私の手を掴んで、自分の手の平と合わせる。

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どうしよう、彼の強い力と体温で

触れているところから、からだじゅうにじんわりと熱がまわる。

岸「うーわぁ、やっぱり女の子の手ってすげー小さい。」

私は恥ずかしくて俯いてしまって、返事ができなかった。

そんな私に気づいたのか、優太くんはパッと手を離す

岸「ああ、ごめん…俺、手でかいからさ、人と手比べすること多くて

ついやっちゃうんだよね…嫌だった？」

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嫌なんかじゃない。

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むしろド○○キして、ちょっぴり

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嬉しかった。

『ううん、でも、ほ、ほ、ほら連絡先、でしょ？』

岸「ああ、そうだった！LINEでいい？」

『うん、じゃあ私がQRコード読み取るね…』

優太くんが触れたところにまだその感触が残っていて、

その後の会話もなんだかきごちなくなってしまった。