君の背を。(w.r.w.r.d)(BL)

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3度目の訪問。
まだ、そわそわしてしまう。

zm「ごっ…ごめん…仕事…してた。」

驚いた。
と言ってしまうと失礼だ。
彼も立派な成人男性だ。…成人男性…であろう。
背丈は、あまり変わらないが、妙に若々しい。
人見知りらしき反応も初々しい。

em「へぇ…どんな仕事を…？」

そう言うと彼は肩をビクつかせた。

zm「そのっ…えとっ…あれ…。」

あれ？

zm「人…助け…みたいな…。」

はっきりしない回答に少し疑問を抱く。
まぁ、誰にも言いたくないことも一つや二つあるさ。
彼も人見知りのところもあるし、あまりそこまで突っ込もうとしようとはしなかった。

em「なるほど…とても良心的な職業をされているんですね。」

にこやかに返したつもりだが、彼はまだ怯えたようにお茶を注いでいた。
少し、震えていた気がした。

zm「は、はい…冷めない…うちに…。」

em「ありがとうございます。」

コップを受け取り、紅茶を啜る。

少しの沈黙。
気まづい…。


em「…っあっ、そうだ、今度、一緒にお出かけしませんか？」

zm「っへ?!」

em「お部屋が少し、寂しい気もしますし、生活に支障はあるはずです。」

zm「で…でも…。」

em「あ、迷惑でしたら…」
zm「い、行く…！」

やはり、彼はまだ、幼い子どものように無邪気だ。

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