イカれた聖職者【文スト】

７． ページ7

『あら、貴方は？』









与謝野「妾は武装探偵社の与謝野晶子さ」









与謝野はそう云って名刺をAに渡した。









『まぁ武装探偵社！では太宰様と同僚の方なのですねぇ』









与謝野「なんだい、太宰のやつと知り合いだったのかい」









『はい！毎日私の教会に赴いてくださっていますよ。ここ数日は来なくなりましたけれど』









与謝野「そうかい……しかし、シスターも災難だったね。怪我はしてないかい？」









『はい、勿論です。それより与謝野様は大丈夫ですか？お洋服もこんなにボロボロになってしまって……』









与謝野「妾は大丈夫さ。こう見えて怪我の回復は早いもんでね」









『それは良かったです！これからもお仕事頑張ってくださいね与謝野様』









Aはそう云うと笑顔で去って行った。









与謝野「……何の嘘もない笑顔……妾の考えすぎか？









それにしてもあのシスターの顔……どこかで見た気が……」

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