夜桜の木の下には彼女がいた２～エイリア学園編～ (ページ28)

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７８．ページ28

雷門イレブンはサッカー部のいる道場に案内された。

今目の前には漫遊寺中の部員達が座って話を聞いている。

垣「なるほど、お話はよくわかりました」

円「それじゃあ、俺達と一緒に戦ってくれるんだな？」

垣「いいえ」

円「え？」

垣「私達は戦うつもりはありません」

風「戦うつもりがない？」

垣「はい。私達がサッカーをしているのはあくまで心と体を鍛えるため。

争うためではないので。彼らには私達に戦う意志がないことを話してお引き取りいただきます」

円「お引き取り？」

染「っておい！お前ら話聞いてたのかよ！そんな話が通じる相手じゃねえって言ってんだろ！」

垣「それは貴方の心に邪念があるからです」

『フッ……っ』←笑いを堪えている

染「じゃ、邪念？；おいA笑ってんじゃねぇ」

『ごめんごめん。つい』

垣「心を無にして語りかければ、伝わらぬことはありません」

染「な、なんだよこいつら……」

そして漫遊寺中の部員達がその場に立ち上がった。

垣「では失礼いたします。修行の時間ですので」

円「あ、おい！ちょっと待てよ！」

円堂の言葉も待たず全員練習に向かってしまった。