夜桜の木の下には彼女がいた～エイリア学園編～ (ページ33)

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そして皆は吹雪士郎の事を調べ始めた。

円「で、その吹雪士郎って誰だ？」

一「なんで響木さんはそいつをチームに入れろって言うんだ？」

音「あ、わかりました！」

皆が音無のパソコンを見た。

染「熊殺しの吹雪？」

鬼「一試合１０点をたった一人でたたき出した……」

一「熊よりでかい？」

風「ブリザードの吹雪という異名を持つ……」

栗「噂ばっかりでヤンス」

夏「これで吹雪士郎のことがわかったって言えるの？」

音「でも、これが限界なんです；画像も公式記録も何もなくて……」

鬼「なぜ、FFには参加しなかったんだ？」

音「さぁ……」

円「よーし！この目で確かめてやろうぜ！その吹雪ってやつの実力を！」

そしてキャラバンは北海道に向かってバスを走らせた。

Aの隣は風丸。眠いのかAがうとうとし始めた。

風「眠いのかA？少し寝てろよ、北海道までまだまだあるしな」

『……風丸、ちょっと膝かして』

風「え？ちょ、まっ！」

Aは風丸の返事も聞かずにそのまま風丸の膝に頭を乗せ眠ってしまった。余程疲れていたのかAはすでに夢の中で規則正しい寝息を立てている。

風「ど、どうしよう……起こすのもまずいしっ」

鬼「風丸……お前……」

鬼道が前の席から風丸をジッと睨みつけていた。

風「俺じゃないって；」

『スー……スー……』

暢気に眠るAだった。