夜桜と美しき女神〜アレスの天秤〜

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その後、風丸は本当に一瞬で準備を終わらせAの所に戻ってきた。









タツヤには、風丸と夕飯を食べて帰ると言ってあるので先に帰ってもらった。









Aと風丸は近場のファミレスに入って話をしながら食事をしていた。









風「にしても、真逆面倒くさがりのお前が強化委員の仕事をし始めてたなんてな」









『私だってやるときはやるからね』









風「永世学園の事は聞いているぞ。新しく出来たばかりだと言うのに、実力が凄いってな。









お前がいるって聞いて、何か納得したよ」









『彼等は元々強かったんだよ。私が教えるまでもなくね』









風「もし雷門と戦うことがあったら、お前はその試合には出るのか？」









『さぁ……出るかもしれないし、出ないかもしれないな』









風「なんだよそれ；ま、それがお前か」









風丸は納得したように微笑んでいた。









その後、Aと風丸は今日のところは帰ることにした。









風「今日は応援に来てくれてありがとうな。









お前が見てる前で負けたとこを見られてしまったのは少し残念だが」









『フフ、それでも良い試合だったよ。








久々に風丸の格好いいところが見られてよかったよ』









風「えっ……！」









『フフ、じゃあね』









Aは顔を赤くして呆然と立ち尽くしている風丸に手を振って去って行った。









風「俺、今、格好いいって言われたのか……？









……鬼道と豪炎寺に自慢しよ」

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