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「レオナさーん!」
「……あ?」
「もー、やっぱりココにいた。レオナさん、今日は補習の日ッスよ」
「はぁ……うるせぇのが来た」
そこに現われたのは、同じく獣の耳のついた男の人。
「レオナさん、ただでさえタブってんスから。
これ以上留年したら、来年はオレと同級生ッスよ?」
「あー、うるせえな。キャンキャン言うんじゃねーよ、ラギー」
「オレだって言いたかないッス!
もー、やればできるのになんでやんないんスかぁ。ほら、行くッスよ!」
「チッ……。今度俺の縄張りに入る時には気を付けろよ。草食動物ども」
そう言うと、獣の耳のついた男2人は植物園から去って行った。
「___ぷはぁ〜!!緊張したんだゾ!
なんなんだあの凄みのある管理人さんは!?」
「ライオンっぽい人だったね」
するとその時、エースとデュースがやってきて合流する。
「あっちにカゴとトングがあったぜ〜」
「……A、どうかしたのか?さっきから固まっているようだが……」
「ハッ、そうだ。栗拾い!いっぱい拾わないとタルトの食いブチが減るんだった。
コワイ管理人さんの話は栗を拾いながらするんだゾ。
A!行くゾ!」
「なぁ……コイツ立ったまま気絶してね?」
「何があったんだ本当に!?」
「Aさん起きて〜!」
『……っ!ごめんなさいごめんなさい!!私は食べても美味しくないので!!
肉付きも悪いのでええええー!!!』
「だーっ!うるせえー!!」
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年11月9日 16時