寿命縮まったんですが２【ツイステ】 (ページ30)

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放課後になって私達は約束通り植物園前に集合した。

いや、正確には帰ろうとしたところをエースとデュースに見つかって連行された、というのが事実だ。

そして裏の森の中に入って早速栗を集めることに。

「おわー！本当にたくさん栗が落ちてるんだゾ。これだけあればマロンタルト食べ放題……ぐへへ。

早速拾って……あいでっ！ふな”－！！栗の棘が肉球に刺さったんだゾ！」

『素手で拾うのは無茶なんじゃ……』

「そうだな。拾ったものを入れるカゴがバケツも欲しい」

「植物園の中にどっちもありそうじゃね？」

「行ってみるか」

そう言って私達は引き返して植物園の中にやってきた。

「うわー、思ったより中広い」

「これだけ広いと管理してる奴がいるはずだな。

手分けして探してみるか」

「んじゃ、右に行く」

「俺は左に。お前達３人はまっすぐ奥へ行ってみてくれ」

そう言われ私達は手分けをしてカゴを探すことに。

植物園の中を歩いてみれば、そこら中に見たことのない花や植物が咲いており、私はそれを見渡しながら歩いていた。

「なあなあ、コッチ来てみろよ。なんかフルーツがたくさんなってる！良い匂いなんだゾ～！」

「取っちゃダメだよ」

『見たことない植物がたくさん……』

するとその時、何か感触がした。植物の蔦でも踏んだかのような感触だ。

『今何か……』

「＿＿＿おい。人の尻尾踏んで素通りとは良い度胸だな」

そう言って草むらから出てきたのは、獣の耳を生やした男の人だった。