寿命縮まったんですが２【ツイステ】 (ページ18)

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席についた私達は早速昼食を食べ始める。

「では気を取り直して！いただきまーす！」

グリムは美味しそうに昼食を頬張る。

私はサンドイッチとアイスティーのみ。

「ところでオマエたちの寮は今朝見たけど、他の寮ってのはどんなのなんだゾ？」

「学園のメインストリートにグレート・セブンの石像が立ってたじゃん？

あの７人に倣ってこの学園には７つの寮があるんだよ」

『ひゃああああ！？』

突然後ろから肩に手を置かれ話かけられたせいで、私は驚いて叫んでしまう。

隣にいたユウさんに、咄嗟に飛びついてしまった。

「げっ！アンタは今朝の！」

「オレ様たちを騙して薔薇に色を塗らせたヤツなんだゾ！」

振り返るとそこには今朝、私達を追いだしたケイト先輩と、隣に眼鏡をかけたもう１人。背の高い男の人がいた。

「騙したなんて人聞き悪いなあ。オレもやりたくてやってるわけじゃないんだよ？

寮の決まりだから仕方なくやってるだけで」

「めちゃくちゃ笑顔でしたけど……」

「まあまあデュースちゃん。寮の外なら例のルールに従わなくいいし、今のけーくんは後輩に優しい先輩だから」

「ち、ちゃん付けはやめてください、先輩！」

「はは。それはケイトの愛情表現だからな」

ケイト先輩の横にいる眼鏡をかけた人が笑いながらそう言う。

優しそうな人だが、どこか意地悪な……そんな笑い方だ。

「つか、隣のアンタは誰？」

「おっと、悪い。俺はトレイ。トレイ・クローバー。

ケイトと同じくハーツラビュルの３年だ。

君たちはオンボロ……ゴホン、使われてなかった寮の監督生に着任した新入生のユウとAだろう？

ケイトに聞いてる。昨日はうちの寮の奴らが迷惑かけて悪かったな」

そう言ってトレイ先輩は私たちの横に腰掛けた。