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『にゃはっ、おみゃーらは本当に良い反応をするにゃ〜
見てて飽きんわ〜』
「A先輩!?もう本当脅かすのやめてくれません!?」
「やっぱもうしばらくコイツの魔法封じてる方がよかったんだゾ……」
Aはいつも通りに飄々とした様子でその場に現われた。
すると、リドルが決まりが悪そうにAにそっと話かけた。
「A、その……僕、こないだはキミに……」
『何のことにゃー?それより、『なんでもない日』おめでとう〜リドル』
「えっ、う、うん」
リドルは、感情任せで寮生でもないAの首をはねたことに罪悪感を感じていたが、Aの気にしていない様子を見ていつも通りに振る舞おうと笑みを浮かべた。
きっとAは、謝罪など求めてはいないだろうと、わかっていたからだ。
『トレイのタルトもらっていいかにゃ〜?オレ3日前からなーんも食べてにゃーのよね』
「3日前!?何かあったのか?」
『毒食べさせられたの。それ以上聞かにゃーで』
思い出したくないのか、Aはすぐにその話を終わらせた。
Aがどこの寮にいるのか知っているトレイは、原因が何となくわかってそれ以上何も言わなかった。
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年9月19日 22時