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「出てきなさい、ジェイド！いるのはわかっていますよ！」
忙しない足音の正体は、怪物チームのアズールだった。
「(やっぱり、さっき聞こえた高らかな足音はアズールのものでしたか。
今回、アズールは敵の怪物チーム。返事をするわけにはいきません。
それに……こんな美味しい状況を邪魔されてたまるものですか)」
『(なんだろう。無性にジェイドを殴り飛ばしたくなった)』
Aはジェイドの腕の中で声を押し殺しながらジッとしていた。
「おい、アズール先輩。あんた、なんでここにジェイド先輩がいると思うんだ？」
アズールだけでなく、ジャックの声までもが聞こえてくる。
「大会中、この購買ではスミスさん……もとい、イデアさんが作った特別なアイテムを買えるんです。
去年農民チームだった僕は、イデアさんの強力なビーンズシューターにお世話になった。
そのことをジェイドに話したんです。彼なら絶対同じものを手に入れようとするはず……」
「(さすが、僕のことをよくわかっている。
手の内を知る相手が敵に回ると厄介ですねぇ)」
「ジャックさん、カウンター奥の机にガイコツのレプリカがあるでしょう。その口を開けてください」
「ガイコツの口を開ける……こうか？」
「(！その場所は……)」
ジャックがガイコツの口を開けた瞬間、奥のイデアが隠れている扉が開いてしまう。
「すげぇな。隠し扉になってんのか！ん？中に誰かいるな……おい、出てきやがれ！」
「あばばばばっ！！ど、どうしよう……見つかってしまった！！」
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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ！(ﾎﾞｿｯ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年8月4日 22時
