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それからAとトレイは与えられた課題を進めて行く。
「えー……この宝石の製作方法はまず……」
トレイは手慣れているのか、まるで料理をするかのように課題を進めて行く。
Aも決してヘタクソではないのだが、トレイの手先の器用さには感服していた。
「よし、あとは魔力を込めるだけだな」
『あ、はいっ』
鍋に魔力を込めていくと、課題の宝石が完成した。
『で、できた!』
「うんうん。上出来だな。Aが手際よく手伝ってくれたおかげだ」
トレイはそう言ってAの頭を自然に撫でてくる。
Aは照れくさくなって頭を振るが、トレイはそんなAを見て笑うだけだった。
『(この人なんか調子狂うな……)
てか、先輩ってすごい器用なんですね。宝石とか金とか作るのって結構難しいって聞くけど、こんな簡単に完成させるなんて……』
「まぁこれでも一応、サイエンス部に入ってるし、寮ではよくお菓子とか作ったりするからな」
『模範的意外な一面ッスね』
Aはトレイを見て正直にそう言った。
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太平楽の丸(プロフ) - くそぉ……お主もしや天才か…… (2020年7月30日 21時) (レス) id: 7268ba21b2 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - ついに子育て。。。。。!!!周りの反応が楽しみですね!!! 毎日見てます、大好きです!更新頑張ってください!! (2020年7月29日 19時) (レス) id: 5dc7ead18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月28日 19時