９６． ページ46
その日の夜、ユウはジャックと共に「モストロ・ラウンジ」へ向かった。
Aはベッドに入りもう眠っていた。
セバスチャンが寮内を巡回していると、ユウたちがオンボロ寮に帰ってきていた。
そこには、なぜかリーチ兄弟の姿もあった。
「ユウ様、お帰りなさいませ。……してそちらの方々は……」
「あ、クリオネちゃんの執事くんじゃん」
フロイドがセバスチャンを見ながらそう言う。
「こんな夜遅くにお客様とは。主人はもうお休みになられているのですが」
そんな時、部屋からAが寝ぼけながら出てくる。
『うるさいぞ……何の騒ぎだセバスチャン……ん？』
「あ、クリオネちゃんだ〜相変わらずちっせ〜」
『なっ！？なんでお前たちがここにいるんだ！』
Aはフロイドを見て後ずさり、慌てて右目を隠した。
「それにしても、オンボロ寮には初めてきましたが、中々趣のある造りですね。
学校からも近いですし、『モストロ・ラウンジ』の２号店にぴったりの立地です」
ジェイドは周りを見渡しながらそう呟いた。
「で、オメーらはなんでココまで付いてきてるんだゾ……」
「だってこの寮を担保にアズールと契約したじゃん」
『なに？』
ユウの方を見れば、Aに向け申し訳なさそうな顔をしていた。
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アリス(プロフ) - 80話なんですけどクリオネちゃんってオルトくんじゃなかったですか？ (2022年9月6日 15時) (
レス) @page30 id: 3630be2449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 寮が一時的に取られてるときセバスチャン達は何処に居座るのかな？これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年7月18日 4時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年7月17日 1時
