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「ところで、こないだはうちのジェイドとフロイドが貴方に無礼を働いたようで申し訳ございません」
Aはリーチ兄弟に絡まれた時のことを思い出す。
『どうせお前が命令したことだろう。僕と取引がしたいなら、僕が目を引くような上等な毛皮を持ってくることだな』
「そんなものないだろうが」と、Aは言い捨てハーブティーを飲んだ。
すると目線の先にリーチ兄弟に絡まれているオンボロ寮の監督生のユウがいた。
Aはアズールが目の前で何か話しているのを尻目にその様子を見ていた。
何やら困り果てた顔をしていた。
『……お前たち、次はオンボロ寮でも狙っているのか?』
「はい?……何のことでしょうか?」
アズールは恍けきった顔でそう言うが、Aはリーチ兄弟に絡まれているユウを見て確信していた。
『幼気な仔犬をカモに選ぶとは、お前も本当に良い性格をしてるな』
「おや、随分とユウさんを気に掛けるのですね。貴方が他人を気に掛けるなんて、珍しいこともあるものだ」
Aはアズールの言葉に少し眉をひそめ席を立った。
「もう戻られるのですか?」
『元々お前と昼食を食べるなんて言ってないからな』
Aはそう言うと食堂を去って行った。
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らむくん(プロフ) - やだッッッ!!お前すきッッッ(帰れ (2020年7月13日 19時) (レス) id: 4eb72e88f0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人B - 続編おめでとう御座いますぅぅぅぅぅぅぅぅぅ((うるせえ (2020年7月13日 16時) (レス) id: 655b6dff02 (このIDを非表示/違反報告)
蝶凛 - 続編おめでとうございます!無理をせずに更新頑張ってください! (2020年7月12日 22時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月12日 21時