理系教師の弟【ツイステ】

３． ページ3

それから入学式が終え、闇の鏡での寮分けも終了した。








学園長は入学式の途中で退室してしまい、まだ戻って来てはいなかった。








「＿＿さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？





いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが法律だ。逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで」







赤髪の小柄な男が新入生に向け威圧的な口ぶりでそう言い放つ。








「……ふぁ〜あ。やっとかったるい式が終った。






さっさと寮に戻るぞ。サバナクロー寮、付いてこい」








獅子の耳を持つ褐色肌の男が、気怠げな声でそう言う。








「新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます！







みなさんが充実した学園生活を送れるよう、オクタヴィネル寮寮長として精一杯サポートさせていただきますよ」








眼鏡を掛けた男が誠実な口ぶりでそう言う。








「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど……」







Aと共にいた美しい男が周りを見渡してそう言う。








「職務放棄……」







浮かぶタブレットから男の声が聞こえる。








「腹でも痛めたんじゃないか？」








ターバンを巻いた男が軽い口ぶりでそう言う。すると鏡の間の扉が開き、カラスの仮面が特徴的な学園長が１人の新入生を連れて戻って来た。








「違いますよ！」








「あ、来た」

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