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35. ページ35

「つまりそれは……彼らを許すと?」







「アンタたち……」








ラギーはAたちを見てしんみりしているが、そこで口を開いたのはAだった。








『許す?そんなわけがないだろう。





サバナクロー寮に欠場されると、気兼ねなく仕返しできないからな』







「え、ええっ!?」






「仕返しだと!?」








ラギーとサバナクローの1年のジャック・ハウルがAの言葉に驚く。








「学園内で魔法による私闘は禁止されているからね」







「マジカルシフトなら、れっきとしたスポーツだろ?






ただし、別名・魔法力を全開で戦うフィールドの格闘技……だけどな」








トレイがそう言うと他の被害者達も声をあげる。









「なにがあったかは知らないが、サバナクロー寮生のほうが俺たちよりもボロボロみたいだしな」









スカラビア寮副寮長のジャミル・バイパーもそう言って不適に笑っていた。









「犯人が誰かわかった以上、むしろ俺たちが恨みを晴らすのにマジカルシフト大会は好都合、ってこと」







「レオナくん、前に自分で言ってたじゃん?試合中の攻撃は校則違反じゃないって」







「伝統ある競技で私怨を晴らすだなんて、普段なら首をはねてしまいたいところだけど……






トレイたちがどうしてもと言うからね。今回だけは目を瞑ろう」








『ライオンを調教したことはまだないから、僕も試合は楽しみだ』








「Aくんが言ってた”楽しみ”ってそういう意味だったんスか!?」








ラギーは以前Aと話したことを思いだしてそう叫んだ。

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ひまわり(プロフ) - 絵すごくお上手ですね!推しとの絡みで毎回にやけさせて戴いております(^_^)これからも応援しております! (2020年7月19日 18時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
togawadoll(プロフ) - セリフの間の行間が所々空きすぎて読みづらいな、、、と思ってしまいました (2020年7月15日 9時) (レス) id: cb892dcc88 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - もう続編ですか!!すごいですね弟くんがかっこいいです 更新頑張ってください (2020年7月12日 21時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル - 二日で続編なんてすごすぎですよ!!作品への愛が伝わってきました!!!!!!更新応援してます!! (2020年7月12日 20時) (レス) id: 0fa97ad5d2 (このIDを非表示/違反報告)
mikuro(プロフ) - 弟君の弱ってるとこ見てみたいです!更新頑張ってください( ´∀`) (2020年7月12日 13時) (レス) id: 1657e3bb48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月10日 21時

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