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それからテストが始まる。
周りは必死にペンを持って答案用紙に回答を書く。
そして終了のチャイムが鳴り響く。
クルーウェル「そこまでだ仔犬ども。お利口にペンを置いて、答案用紙を前に回せ。
このクラスの期末テストはこれで全科目終了だな」
「「イエーッ！」」
クルーウェル「おすわり！はしゃぐのはまだ早い。テストの結果が悪かったバットボーイどもは、クリスマス休暇を補習で棒にふることになるから覚悟しておけよ。では、解散」
皆はテストが終り解放感に満たされていた。
エース「はーっ、終った、終った〜」
デュース「やれるだけのことはやった。あとは結果を待つだけだ」
グリム「ぐっふっふ！オレ様にかかればこんなテスト、チョロいんだゾ」
エース「ん？お前らいつも筆記テストの後はこの世の終わりみたいな顔してるくせに、今回やたら自信あるじゃん」
グリム「ふふーん。今回のオレ様は今までとはひと味違うんだゾ。
今から「大天才グリム様！」「オレに勉強教えてください！」って言う準備しとけよ」
デュース「残念だが、今回は僕も自信がある。悪いが勝たせてもらうぞ」
エース「いつも赤点ギリギリで泣きべそかいてるヤツらが言うじゃんか。
ま〜、オレも今回は余裕だったんで負ける気しないけど」
『みんな勉強頑張ったんだね』
エース「まーね♪これくらい楽勝、楽勝♪
よかったら今度オレが直々に勉強教えてやってもいいんだぜ〜？」
『いや、エースに教えてもらうほど自分困ってないんで』
Aはきっぱりとそう言って断った。
エース「可愛くねーやつ！」
デュース「さて、試験も終ったことだし陸上部に顔を出すか」
エース「オレも久々に思いっきりバスケして身体動かしたい気分。んじゃ、今日はここで解散ってことで」
グリム「A、オレ様たちも帰ろうぜ。夜通し勉強してたから、オレ様もう眠くてたまんねぇんだゾ」
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年7月3日 19時
