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それからA達は着替えを済ませてメインストリートにある出店の中を歩いていた。
グリム「ふぁ〜〜〜!!見てみろA!食い物の出店がいっぱいなんだゾ!
チュロスに、フライドケーキ。あっ、スモークチキンもある!」
エース「ちぇ〜、結局選抜選手になれなかった……」
デュース「同じく……」
『来年があるよ。今日は先輩達を応援しよう』
Aは拗ねた顔のエース達にそう言った。
デュース「だが、僕たちには今日大事な仕事がある。気を引き締めよう」
エース「そーね。オレらはそっちを頑張りますか」
グリム「あのたこ焼きってなんなんだゾ?食べたい、食べたい!」
エース「あーとーで!ほら、行くぞ!」
エースはグリムを引っ張ってそう言った。
それから、選手入場の時間になりアナウンスが流れる。
「えー……ゴホン。ナイトレイブンカレッジ寮対抗マジカルシフト大会へご来場のみなさま。
大変長らくお待たせしました。いよいよ選手の入場です!
まずは去年の優勝寮!三連覇なるか?君臨する閃光!ディア〜〜〜ソムニアアァ〜〜〜〜!!」
ディアソムニアの選手達が揃ってスタジアムに入場してくる。
その時、地響きのような音が聞こえてくる。
「なんの音だ?」
「な、なんだあれ!?パレードめがけて突進してくるヤツらがいるぞ!?」
「う、うわああ!身体が勝手に……どけ!どけ〜〜!!」
「キャー!!押さないで!」
「逃げろ!押しつぶされるぞ!」
観客達は一瞬にしてパニック状態に陥った。
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月3日 19時