乙女ゲーム化した監督生【ツイステ】 (ページ23)

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Prologue．９ページ23

メインストリートに到着すると、数名の生徒が学校へ向かっていく様子が見えた。

グリム「ふわぁ～……スゲーんだゾ。ここがメインストリートか。

昨日はよく見てなかったけど、この石像は誰だ？７つあるけど、なんかみんなコワイ顔」

メインストリートには、７つの石像が並べられていた。

グリム「このおばちゃんなんか、特に偉そうなんだゾ」

？「ハートの女王を知らねーの？」

突然後ろから声をかけられ振り返ると、そこには左目にハートのマークのペイントが特徴的な男子生徒がいた。

グリム「ハートの女王？偉い人なのか？」

？「昔、薔薇の迷宮に住んでた女王だよ。

規律を重んじる厳格な人柄で、トランプ兵の交信も薔薇の花の色も一切乱れを許さない。

マッドな奴らばっかりの国なのに誰もが彼女には絶対服従。

なんでかって？規律違反は即打ち首だったから！」

グリム「こ、こえーんだゾ！」

？「クールじゃん！オレは好き。だって、優しいだけの女王なんてみんな従わないだろ？」

グリム「確かに。リーダーは強い方がいいんだゾ。

っていうか、オマエは誰だ？」

エース「オレはエース。今日からピカピカの１年生。どーぞよろしく♪」

エースと名乗った男子生徒は気前よくそう名乗った。

グリム「オレ様はグリム！大魔法士になる予定の天才だゾ。

こっちの冴えないのはA。オレ様の子分なんだゾ」

Aはジト目でグリムを見ていた。

エース「A？珍しい響きの名前だな」

『子分じゃないです……』

グリム「なあなあ、エース。それじゃああっちの目に傷のあるライオンも有名なヤツなのか？」

エース「もちろん！」

エースは丁寧に７つの石像の人物について説明してくれた。