乙女ゲーム化した監督生【ツイステ】 (ページ3)

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？「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった生徒など前代未聞です！

はぁ……どれだけせっかちさんなんですか。

さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう」

『……新入生？……扉？』

夢にしてはやけにリアルな感覚だと混乱し始める。

？「貴方が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ。

この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです。

通常、特殊な鍵で扉を開くまでは生徒は目覚めないはずなんですが……」

先ほどまでに何があったのかをゆっくり思い出して行く。

『炎が蓋を吹き飛ばしていったような……』

？「結局元凶は全てこの使い魔のようですね。

連れてきたのならちゃんと責任持って面倒を見なさい。

……おっと！長話をしている場合ではありませんでした。早くしないと入学式が終ってしまう。

さあさあ、行きますよ」

『その前に、あなた誰ですか？』

口ぶりから察するに、この学校らしき所の教師であることは間違いなさそうだ。

？「おや？君、まだ意識がはっきりしてないんですか？

空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ……

まあいいでしょう。よくあることです。では歩きながら説明してさしあげます。

私、優しいので」

そう言われ、とりあえずはその男性についていくことにした。