薔薇迷宮の番犬 ⅱ【ツイステ】 (ページ23)

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それからAとリドルとケイトは、エース達を追いかけていった。

中庭までやってきたエース達だったが、そこにはラギーは既にいなく、マジカルペンだけ置いて逃げた様子だった。

今エース達は、ジャックと遭遇し話をしていた。

すると、何故かその場でケンカが始まった。

「え！？ちょ、何してんのあの子ら！？」

「学校での私闘は禁止されている。これは重大なルール違反だ」

『止めるか？』

Aがリドルにそう聞くと、リドルは少し考える素振りをしてエース達を見ていた。

すると途端にケンカは止まり、話を聞いて見れば、ジャックと戦う代わりに情報を共有するというものだった。

「そんな無茶苦茶な……；」

「少し話を聞いてみよう」

それからジャックはラギーのユニーク魔法が「相手に自分と同じ動きをさせることができる」ものだと教え、それだけでなく、サバナクローの寮生全員が絡んでいることも知った。

そして、サバナクローはディアソムニア寮寮長のマレウス・ドラコニアに大会当日、何かを仕掛けるつもりだということも知った。

その話を聞いてリドルはエース達の前に出た。