薔薇迷宮の番犬 ⅱ【ツイステ】 (ページ16)

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そしてそんな翌日、Aとリドルとケイトは朝食のため食堂へ向かうところだった。

そこで監督生とグリムに遭遇する。

「おはおはー、監督生ちゃん」

『おはよ……』

「ん。キミ、少しタイが曲がっているよ。ルールの乱れは衣服の乱れからだ。

監督生がそれでは寮生に示しがつかない。……といってもキミの寮の寮生は１匹だけだけどね」

リドルはそう言うと監督生の曲がったタイを綺麗に直した。

「……うん、これでよし」

「エースとデュースは一緒じゃねーのか？」

「彼らはハートの女王の法律第２４９条にのっとってピンクの服でフラミンゴの餌やり当番中だ。

ところで、昨晩また１人怪我人が出たらしい」

「ふな”っ！？本当か？」

『怪我をしたのはスカラビア寮に２年生。ジャミル・バイパー。

調理室で事故に遭ったと聞いた」

「臙脂と黄色の腕章の寮だね」

監督生が思い出しながらそう呟く。

「今なら朝食の時間だし、大食堂にいるかもしれない。行ってみよう」

A達は大食堂へ向かっていった。