時をとめて【ヒロアカ】 (ページ44)

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１５分のチーム決めが終え、いよいよ騎馬戦が始まろうとしていた。

緑谷「麗日さん、発目さん、時城さんっ、よろしく！」

そして試合開始の鐘が鳴り響く。

始まったその瞬間、殆どの騎馬が緑谷のポイントを奪いに向かってくる。

鉄哲「１千万の争奪戦だぁ！」

『いきなり襲来だな。どうするんだ、緑谷』

緑谷「勿論……逃げの一手！」

『了解』

鉄哲「させんわぁ！！」

その時、A達の足元が徐々に沈んでいく。

麗日「何コレ！？」

緑谷「沈んでる！？あの人の個性かっ」

緑谷はＢ組の鉄哲の騎馬にいる人物を見た。

緑谷「麗日さん！発目さん！顔避けて！」

その瞬間、緑谷は発目の作ったサポートアイテムを使って空中へ逃げていった。

鉄哲「飛んだっ！？サポート科のかっ、追え！」

葉隠「耳郎ちゃん！」

耳郎「わーってる！」

耳郎のプラグのような耳が緑谷のはちまきを奪おうと迫ってくる。

しかしその瞬間、緑谷達は一瞬にして空中で移動した。

耳郎「Aの個性かっ！」

Aは時を止め、相手の攻撃が届かない範囲まで移動していたのだ。

緑谷「すごいよ時城さん！僕らに足りなかった防御力…それを補って余る力っ！やっぱりすごいよ！」

『選んだのはお前だろ。ＵＳＪの時から薄々思っていたが、お前の作戦にはつくづく感心させられるな。

私の個性を、攻撃ではなく防御のために使うとは……面白いやつだ』

そして緑谷達は地面に着地し体勢を立て直した。