元最凶の吸血鬼がメイドになった件 Ⅵ【黒執事】 (ページ35)

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翌日、クリケット大会１回戦は、青寮対赤寮。

Aは観戦しにきた他の使用人達と共に試合を見ていた。

しかし青寮は万年最下位というだけあって、運動はからっきし。先程から点を奪われてばかりいた。

バルド「こりゃダメだな；」

フィ「なんで青寮の人すぐ帰っちゃうの？」

『バッターの後ろに立ってる三本の棒が倒されるとボウルドと言って即アウトになる。

撃ったボールをノーバウンドで取られてもアウト。クリースから出てる時にウィケットを倒されてもアウトだ』

フィ「じゃあ今の全部ダメだったんだ……」

メ「青寮、どんだけもやしっ子集団なんですだ……；」

マクミラン「酷いよメイドさん！；」

エリザベス「そうよっ、あたし達が頑張って盛り上げなきゃ！

シエル～！頑張って～～～～っ！！」

バルド「坊ちゃんまで出てやせんぜ；」

メ「言われてみればなんで青寮の選手は二人しかいねぇだ？」

フィ「せっかく坊ちゃん応援しに来たのにね～」

バルド「もしかしてオメーら、ルール全く知らねえのか？」

そこからバルドはフィニとメイリンにクリケットのルールを教えてやった。

その間Aは、日光に当たらないよう日陰に入って試合を見ていた。