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✼••┈┈┈┈おまけ┈┈┈┈••✼
Remus side
荷物をまとめたAと共に姿くらましをし、私の住んでいる家へとやって来た。
『まさか当日にやってくるなんて
事前に連絡をくれたら良かったのに……』
なんて苦情を零しながら荷物を片付けるA、その顔は幸せそうにゆるゆると緩んでいる。
「すまないね、でも君の驚いた顔がどうしても見たかったんだよ」
後ろから彼を抱き込むとビックリしたようにこちらを振り向くものだから、お互いの唇が当たりそうになってしまった。
彼も顔の近さに気づいたようでハッと顔を逸らされる。
それが何だか気に食わなくて、彼の顎に手を添えてもう一度こちらを向かせた。
『ちょっ！リーマス、近いっ！』
真っ赤になった顔を私に見られたくないのか、両手で私の顔を遠ざけようと必死になっている。
「やっと会えたんだ。可愛い顔を隠さないで……」
寂しいじゃないか、と彼を見つめると暫く黙った彼はおずおずと手を離してくれた。
『か、可愛いって……言うな』
………………。
可愛すぎる。
なんだその顔は。
珍しく閉心術を使っていないのか、彼の思考もダダ漏れで………。
思わず片手で目を塞ぎ、天を仰いだ。
『……リーマス？だ、大丈夫か？』
様子のおかしい私を心配したのか、Aが控えめにくいっと私の袖を引っ張った。
…………。
「………今のはAが悪い」
『え、？
………んぅ！？』
小さくて柔らかい唇に噛み付いた。
驚いて逃げ腰になるAの細い腰と小さな頭に手を回して固定する。
バシバシと胸を叩いてくるがちっとも痛くない。
寧ろ可愛い、可愛すぎる。かわいい。
柔らかい唇が気持ちよくて角度を変えながら何度も口付けを交わしていると、酸素が回らなくなったのかカクンと力が抜けたAがもたれかかってきた。
そこでハッと思考が戻ってくる。
やってしまった。
「A？大丈夫かい？」
暫く私の胸に頭を預け、乱れた呼吸を整えていたAだが
キッとこっちを睨むと『リーマスの馬鹿』と一言零して顔を隠してしまった。
彼の耳が赤い。晒されたうなじもほんのりと赤みが差していて、さっき私を見た涙目の瞳が忘れられない。
「…………。A、寝室に行こうか」
彼の返事を待たずして横抱きにする。
今夜は寝かせてあげられそうにない。
緩みまくる顔を隠すことなく、軽い足取りで階段を登った。
fin
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
