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扉を開けて二人を中に促す。
慌てて教室に駆け込んでいく二人を眺めながら、ふと教壇の上に乗った猫に気がついた。
あー……ハリー達は気づいてないみたいだけど、あれはマクゴナガル先生だな……。
先生もこちらに気づいた様子で、じーーーっと無言の圧をかけてくる。
気まずくなって愛想笑いしながらぺこりと頭を下げるが、一向にその圧からは逃してくれなかった。
先生の目が何かを言っている………無言だけどすごく語りかけてくる。
あれは呆れを含んだ目だ。セブルスにも同じような目をよくされるのですぐにわかった。
とにかくその視線から逃れたくて、扉をゆっくりと閉めようと試みたのだが、なんということだろう。
ハリーとウィーズリー君はまだマクゴナガル先生がいらしてないと勘違いしたらしく、とんでもない爆弾発言を落とした。
「ふー！間に合った……！
遅刻したらマクゴナガルがどんな顔するか……」
ウィーズリー君ｯｯｯ
君はなんてことを！！！
ギョッとして閉めかけていた扉から顔を出す。
生徒に敬称を省かれたことでさすがに頭にきたのか、マクゴナガル先生はトラネコから美しい動作で人の姿に戻った。
ハリーとウィーズリー君もあんぐりとした表情だ。
「変身……お見事でした」
「お褒めの言葉ありがとう、ウィーズリー」
あちゃー、と額に手を置いて教室を覗き見る。
立ち去るタイミングを完全に失ってしまった。
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
