2001に紅の殺意を (ページ14)

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191話:リターン・オブ・デッドページ14

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たしかに、と納得するように他の３人が私を見た。
お前を心から信頼しているからこそ聞きたい、疑っているわけではないんだ、とブチャラティは私に言う。

いずれは言うことになっていたんだ、もう隠す理由もない。信頼を失うわけにはいかないわ。

『私のスタンドは、ダウン・ウェーブ』

ブ「……？」

『それだけじゃあないの。

……死者の帰還(リターン・オブ・デッド)。
それが私のもう一つのスタンド』

ア「なんだって？
スタンドは一人一体のはずじゃあねーのか！？」

『この子が特別なだけ。…この子はね、』

私はリターン・O・Dを出してこの子についてと私についての全てを話した。
リカーラの話も含め全部。

『リカーラの運命はすごく面倒でね。
願った限り、終わらないの……自身が望んだ運命に変えるまで』

リターン〈他人の運命を変えられるリカーラにすがった人間は数えきれないほど。
ですがAは彼らに手を貸すことに対して否定的でしたね。リカーラについて知った時、貴方はまだ幼かったですから〉

『そうだね…』

ナ「なんで？」

『誰も私達を助けてくれないのに、どうして私達は皆を助けなくちゃいけないの？って思ってたのよ。
だから私父親に聞いたの。
でも答えてくれなくて……また明日聞けばいいと思ってた。でもこの質問ができたのは一度だけ。
次の日父親は自殺してたから』

『何度も繰り返さなくてはならないこの地獄を知ったあの人は、私に押し付けた。
逃げたの。死を選んだってわけ』

リターン〈ですがそれさえも運命でした。
太陽を見つけていなかったAの父親…先代は死んだのです。リカーラの命の限界を迎えて〉