2001に死者の帰還を (ページ32)

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169話:平和ページ32

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ナ「30？」

フ「そうｯ！やっぱりできるじゃあないですか！」

ナ「そーかっ！ろくご30ね！よしｯ！」

ミ「おい何のマネだこりゃあ～～！？」

『何って、イチゴケーキ……好きじゃなかったっけ？』

ミ「ちげーよｯ！ケーキが4つなんだ！
このオレに死ねっつーのかｯ！！
4つのものから一つ選ぶのは縁起が悪いんだ！」

フ「じゃあ食べなきゃいいでしょ…」

ミ「イチゴケーキが食いてーんだよｯオレはｯ！」

アバッキオがさりげなくイチゴケーキを一切れ取っていった。
こういうところよね、ねぇ？ミスタ。
我が儘ばっか言ってないでアバッキオを見習いなさいよ。

『アバッキオ、あ～ん』

ア「……仕方ねぇな」

フ「このチンピラが！！ナメてんのかｯ！
ろくご30ってやっておきながらなんで30より減るんだこの…
クサレ脳ミソがァーーーーｯｯ！！！」

『ﾓｺﾞ……あーあ、怒った』

うるさすぎ…
……それにしても痛いな昨日の傷…早くジョルノ来ないかな。

ブ「てめーらｯ！何やってんだーｯ！
昨日話した新しい仲間を連れて来た！
ジョルノ・ジョバァーナだ！！」

『！！』

来たー！やっと来たよ！

ジョ「！！？
……A…？……Aですよね…！？
何故ここにいるんです！？
いったい今までどこに居たんですか！！
どれだけ探し回ったことか…！」

『ジョ、ジョルノ…ごめんって！』

とりあえず落ち着かせて席に座らせた。
ごめんね、再会を喜んでくれてるのは嬉しいんだけど…すごくソワソワしてるキミには今からアバッキオからの試練があるんだ。

いつも通りジョルノのティーカップに例のものを注いだアバッキオ。
止めてあげたいのは山々なんだけど……キミがチームの皆に手っ取り早く興味を持ってもらうにはこれが一番なの。
ソレに気づいて動きを止めるジョルノに心が痛む…。
面白がって挑発するミスタの足を踏んづけておいた。

そして…………おぉ…飲んだ飲んだ。
あ、飲んだ振りだけど。みんな興味津々だ。
ふふ、残念だったねアバッキオ…期待通りにならなかったね。