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148話:作戦 ページ11








運命というものは簡単には変えられない。
カチューシャの7人とチームの7人が天秤にかけられ、どちらかが全滅するという運命は変わらないはずなんだ…私が大きく行動しない限り。
なのに……こんなこと今までなかったわ…。
運命を変えられるほど大きな行動をした覚えは無いからきっと、「逃げ出した」ことがキーだったのかも。
だとしたら皮肉だけれど…


んー……カチューシャの7人が全滅しているということはジョルノ達7人は一人も死なないはずなのに、前回はどういうわけか皆殺されてしまった。離脱したフーゴはわからないが。

とにかくおかしい。おかしいんだよ。運命が変わった。
……でもまぁ何にせよ逆に好都合でもある。
だって両方全滅する可能性がでてきたということは両方が助かる可能性もでてきたということ!そうよね…!
希望が見えてきた、掴み取るためにはとにかくよく考えて行動すること。

……だから今回は、あの人達に期待をかけてみようかな。
そう……











『……暗殺者チーム』




今回は彼らを助ける。
何度も繰り返してきたおかげで、私が得た情報も多い。
暗殺者チームに入ったこともあったのだ。たぶん二回くらいだけだったけど。結局ジョルノ達と協力することができずに敵対したまま死ぬことになったからやめたんだっけ。




ソルベ、ジェラート。
まずはあの二人から。

彼らは私が13歳の時に殺される。
私がパッショーネに入る二年前………今年の内なのよね。

暗殺者チームの一員としての人生を歩んでいた時、彼らが暗殺されたことがすごく悔しくてたくさん情報調べたなぁ。
殺された場所、時間、犯人、全て知っている。

まずあの二人を助けて、その後はジョルノ達とトリッシュ護衛の任務をこなしながら残りのチームメンバーを仲間にしていく。
今までの運命とだいぶ流れが変わるから、ボス戦での勝率もグンと上がるといいな。


二人の救出作戦まであと6日ある。
レオには町の友達に夕飯に誘われたって言って外出許可を出して貰おう。

……憎くて憎くて仕方ないが今は抑えなくては。
コイツを殺すのは二年後だって決まってる。
今はちゃんといい子を演じよう、これからのために。




リ「Aー?ジョルノのとこ行こーぜー」


『おっけー、玄関で待っててー』

 



私はバラを引き出しの中にしまい、電話を手に取った。



















『……もしもし、初めまして。リカーラ家の者です。












……空条承太郎さんですね?』

149話:救出→←147話:紅薔薇の真実



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作者名:胡蝶 | 作成日時:2022年7月27日 2時

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