2001に奇跡の波を (ページ38)

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38話:涙目のルカページ38

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人通りの少ない空港の外れまで逃げて、ジョルノがカエルに変えた旅行バッグが来るのを待つ。

あ、誰か来た。

ルカ「……ｸﾞｽ。ジョルノ・ジョバァーナ。
A・リカーラ…かい？」

怖。何よ突然…とりあえずお辞儀だけしとこ。

ルカ「お前達とは…初めてだよな、ジョルノ、A？
俺のこと…知ってるか？」

ジョ「…〈涙目のルカ〉さん…」

あぁ、喧嘩の時、ナイフを顔面に深く突き立てられたのに戦うのをやめなかった…だっけ？
その後遺症のせいで傷が治っても常に涙目だとか。大変そうね、気を付けよ。

ルカ「ｸﾞｽｯ。な、ここちょっと座んなよ」

ルカの言葉に従ってベンチに腰かける。

ルカ「なぁ、お二人さん。いい友情関係ってのには３つのUが必要なんだなぁ…！３つのＵ。

あぁ…１つ目は〈嘘をつかない〉。
２つ目は〈恨まない〉。
そして３つ目は、相手を〈敬う〉…。

いいだろ？友情の３つのＵだ…ｸﾞｽ」

ジョ「何か用でしょうか？」

ルカ「今話をしてんのはこのオレだｯ！
誰が質問していいと言ったｯ！？このボケがｯ！！！」

ルカはそう怒鳴り、持っていたシャベルの持ち手をジョルノの顔に押し付けた。

えぇ…怖いんだけど…
めんどくさいなコイツ…。

その後もグチグチと献上品を貰ってないやらなんやら言ったりまた怒鳴ったりと…。
早く終わらないかなー…。
てかコイツ耳ないわけ？ジョルノは「払ってしまってない」ってすでに一度言ってるのにねぇ。

財布を出せと大声を出すルカにジョルノはこう言った。

ジョ「ルカさん……二度同じことを言わせないでくださいよ。
払ってしまってないと言っているんですよ…三度目は言わせないでください」

ブンｯ!!!!