2001に奇跡の波を (ページ34)

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34話:再開の夜ページ34

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ジョ「お久しぶりですね、突然いなくなるなんてひどいですよ。
ずっと探してたんですから」

『…あ…えと、ごめん、』

ジョ「あんたが無事で…よかったです」

ジョルノは私を抱き締める。

彼の容姿は驚くほど変わっていた。
最初は本当にジョルノなのか半信半疑だったけど、どうやら間違いないみたい。

その髪染めたの？どうして私の居場所が分かったの？どうやってここまで来たの？今まで虐められなかった？

聞きたいことがたくさんあるはずなのに、私は彼にすがりついていた。

『…リ…リタ……リタが死んじゃった…ｯ…。
リタ…リタが…皆も…！』

ジョ「…知ってますよ…」

『私の、私のせいで皆死んじゃったんだ…
…皆私を生かすために…。
苦しんでた…泣いてたのに…私は…ｯ！』

ジョ「…大丈夫。落ち着いて…」

もう抑えきれなかった。
全部ジョルノに吐き出してしまった。
支離滅裂なことを言ってたかもしれない。
錯乱する私を宥めながら彼は言う。

ジョ「それでも僕は、キミがちゃんと生きて帰ってきてくれたことが何よりも嬉しいんだ。A、自分を責めないで」

そう言うとジョルノは私から手を離して再び窓に手を掛けた。

ジョルノ「また明日、明日の夜に来ます」

手を伸ばす私に微笑んで彼は外に身を投げ出した。

不思議と瞼が重くなる。
ﾎﾞｽﾝ、とベッドに体が倒れると私の意識は途切れた。

その夜は、悪夢を見ることはなかった。