2001に奇跡の波を (ページ23)

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23話:押さえろページ23

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ベリー「ど、どうしようっ！？」

スノウ「リタ！！！」

『黙ってｯ！！』

レオ「だな。お前ら２人のせいでもあるんだから。騒ぐなよ」

「で、Aには…

リタを助けるチャンスを与えてやろう」

『！？本当ｯ！？』

よかっ…
レオ「ただし！！！
その場合はリタ以外の３人は皆殺しだ！ハハハハハハハｯ」

全「！！」

レオ「さぁA！
あそこだ、リタの横にあるあの黒いボタン！
あれを押せばリタを救えるぜ！」

息がつまるのがわかった。私だけじゃあない、２人もそう。
リタを見る。そしてベリーとスノウを見た。

私……私が決めるの…？

『……』

最後に強ばった顔で２人と目を合わせ…

『ｯ！！』

私はボタンへ走り出した。

スノウ「Aを押さえるぞ！ベリー！」

２人も私を捕まえに動き出した。

伸ばしてくる手をスレスレのところで避け続ける。
けれどそれも長くは続かなかった。

『うぐｯ…！』

２対１。相手が彼らじゃなければ余裕だった。だが２人は今まで共に〈勉強〉してきた仲。動きもなんとなく読まれるし、簡単には騙せない。

スノウ「よし！捕まえた！！」

ベリー「A…Aごめんね、でもこのままじゃあAも私達も死んじゃうよ…！」

『だからリタを見殺しにしろって！？』

スノウ「…ｯ…」

ベリー「私達はAを守りたいんだよ…！」

レオ「もうダメそうだな、ってことで…リタに毒を注射しまーす！
ハッハハハハハハ！」