2001に奇跡の波を (ページ17)

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17話:勇気の一弾ページ17

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ジュリア「うん…。うん、わかったよ…
頑張る、頑張るよ私…！」

私とリタとシャルトはベリー達に手伝ってもらいながら的に拘束される。
そしてジュリアも銃を撃つ位置についた。

ジュリア「…これ、首輪…？天井まで鎖で繋がってる」

リ「的に近づいて撃てないようにってことか？」

レオ「そうだな、それもある」

『！……放送…』

レオ「おー。お前達のことは監視カメラでしっかり見てるぜ。
で、その首輪のことだが……ジュリア、それを着けろ。
じゃねぇとゲームが始まらない」

ジュリアは顔をしかめながら首輪を装着した。
そして、

レオ「その首輪には２つの役割がある。
１つはさっき言っていた通り的に近づけないようにするため。
２つ目は、的ではなく人を撃ってしまった時に罰を与えるためだ」

ジュリア「…え…？」

レオ「ルークやトレイスみたいに１人で死ぬのは可哀想だろ？ベリーとスノウもそこから動くなよ？
お前らにも罰を与えなきゃいけなくなるからな」

「まぁ、ジュリア…よかったな。
寂しくないだろ？仲間も道連れだ、ハハ」

ジュリア「………ハァ…ハ…ｯ」

ベリー「ジュ、ジュリア…！」

レオ「さ、ジュリア、銃を構えろ。
慎重にな、死にたくないなら…」

ジュリアは尋常じゃないほどの汗を流しながら目に涙を浮かべていた。
荒い息づかいで震える手を必死に押さえながらこちらに銃を向けた。

あぁ…お願いジュリア…。

ジュリア「勇気を……勇気を出すのよｯ…！

私がｯ！皆を助けるんだｯｯ！！！」

バンッ!!!!!