2001に奇跡の波を (ページ12)

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12話:いない人ページ12

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ジュリアとシャルト、ベリーとスノウ、そして私とリタ。
ベリーとスノウは私たちと同じように腕を鎖で拘束された状態だったらしい。
その後の展開も私達と一緒。謎のボタンを押すか渋っている間に煙が蔓延してきたためボタンを押したところ、鎖が外れたようだ。

ベリー「で…でも…でもあたし……聞こえちゃった…」

スノウ「ベリー…大丈夫」

ベリー「あたしは、耳がいいから聞こえたの…
隣の煙が入ってくる部屋…バチバチ燃えてて…
それで、呻いて泣いてる…

ルークの声が…！！！」

『…ｯ、なんで…それって、ルークが燃やさ…』

リ「A、言うなって…」

『ご、ごめん…。でも、じゃあまさか私達も…
私達がトレイスを……』

リ「Aｯ！」

『……ｯ、、』

ジュリア「私とシャルトはロシアンルーレットだった。
いつも〈勉強〉で使ってる弾が２発あって、それを入れた銃でお互いを一回ずつ撃つ。
私達はそれで生き残ったよ…」

ルークとトレイスは死んだんだ…

気分が悪い、目眩がする。
リタが手を強く握ってくれてるおかげで意識をやっと保ててる。

シャルト「レオ……レオがいない」

リタ「レオはお前らがキッチンで倒れた後も来なかった。すでに襲われてたのかもしれねぇ」

スノウ「たしかにレオも心配だが…。
俺達はこれからどうすればいいんだ？
ココがどこかも分からないしな…」

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「ここは……俺の世界さ…。
そして心配もいらないぜ、俺はここにいるから…」

全「！！！」

機械特有の音と共にスピーカーから聞こえてきたのは……

『レオ…？』